走れっ、クン!

 

念の為のコルセットも2〜3日で外すことが出来ました。

いきなり走り始めたわけではありませんよ。

抜ピン直後は警戒して歩こうとしませんでした。

はじめは「うわ〜、ど、どうしよう」っていう感じでした。

ピンの支えがなくなって不安があったようです。

 

とにかく14ヶ月振りに自分の足で…

そう、自分の足だけで!歩いたのです(涙)

 

嬉しいハズですよね?

ところが私は、茫然自失状態に…。

クンg…、自分の足d…、歩いてr…。   

ずっとずっと祈り続けた私にとって、それは本当に信じられないような光景でした。

   

 

一体全体、クンの足の中で何が起こったんだろう? 

hワッツ ヘプン?

サイトカイン幹細胞が、

どうやってクンの自己治癒力と手を取り合ったんだろう?

 

まさに生命が具え持つ自然治癒力を目の当たりにした

奇跡の神秘体験でした。

 

驚きが1番で、喜びは2番目でした。

喜びは2ヶ月が経った今でも、じわじわ〜っと滲み出ています。

 

   

 

 

・・・夢ではないんですね

日を重ねる毎に、足に自信がついています。

嬉しそうに走る姿を見ると、今でもまだジィ〜ン…となります。

 

 

最初の長い入院生活では途中で転院しようかと、

どれだけ悩んだか知れません。

もし・・・

最初の病院を途中で退院させて、横浜の病院に連れて行っていたら・・・?

癒合不全寸前の状態で、さほど手をこまねかれることなく、

3度目の手術になっていた可能性はかなりあります。

そうなればサイトカインが出なくなっていますから、

そこにプレートを入れることの危険性を、今の私は身をもって感じています。

たとえ、肩から骨髄液(幹細胞がある)を採って入れてもです。

サイトカインがないところに幹細胞を入れても意味がありません。

それに、開創して手をかければかけるほど、

自己治癒力は奥へ奥へと引っ込んで、やる気を失ってしまいます。

当然、2度3度の手術になっていた確率は決して低くはありません。

 

前にも触れましたが、

横浜の病院では初診時に、

「50%あるかないかの難しい手術」

と言われました。

でも、術前に当時のレントゲンを診た岸上先生は

「この時なら99%だった」

と仰いました。

ここで注目して欲しいのは可能性の差の大きさです。

 

私が体験を通して感じたことは、

この差が示すものはスキルの高低というよりも方法の差だと言うことです。

方法の差が、こんなに大きな可能性の差になるんだという驚きと恐ろしさです。

同時に、内側に入らなければわからない、情報収集の難しさも痛感しています。

もしあの時、岸上先生にもレントゲンを送って診て頂いていたら…?

ってことは、 ペスシャリストの先生を両天秤にかけて?

ってまさかそんなこと、考えませんよ。

でも、今ならします!! 

命にかかわることだってあるんです。

それで救われたり、救われなかったりすることがあるんです。

選択を1歩間違えば、今頃クンの足は・・・、

いえ、もうマッピラゴメンです!

 

 

皮肉にも、トリミング中の事故のせいで、私はスゴイ体験をしました。

一生忘れられないスゴイ体験です。

この体験をする為に、イバラの道を踏んできたのでしょうか?

する必要があって、導かれた体験だったのでしょうか?

なんだか、そんな気さえします。

いずれにしても、私はこのスゴイ体験に心から感謝しています。

そこには怒りや悲しみがありました。

不安や恐れがありました。

不憫さがありました。

何があっても変わらぬ、命の愛しさがありました。

さまざまな獣医療の現場を見ることが出来ました。

たくさんの獣医さんに出会えました。

たくさんの飼い主さんにも出会えました。

 

そして、喜びと感動を体験したのです。

 

 

岸上先生の症例では、18才のワンちゃんでさえ、

この優しい治療で歩けるようになっています。

クンは骨折してから5ヶ月でしたが、

それよりももっと時間が経ってしまった症例も少なくはありません。

というよりも、

はじめからこういう治療をすれば、こうはならなかったんです。

 

 

  

岸上先生の再生治療は

自己治癒力と手を携えた、生体に優しい治療でした。

 

〜クンからのメッセージです〜

 

岸上先生、清水先生、励ましてくれた、たくさんの獣医さん、飼い主さん達に、

 

「Wan!Wan!Wan!」

 

治療で繋がった小さな輪が、やがて一つの大きな輪となりますように…。

生命が具え持つ神秘な力、自己治癒力に敬意を表します!

 

( 2006年11月吉日 by sugi )

  

 

 

 

 

 〜たくさんの感想を頂きました〜

ありがとうございます!

一部ですがここに紹介させて頂きます♪

 

●岸上先生の再生医療は私も大変関心があります。

私のかかりつけ獣医とも話したことがあるのですが、生体の治癒能力を最大限活かす方法は理論的であり今後発展する分野であろうという意見でした。クンちゃんの写真を拝見し、獣医療の発展を望む気持ちをますます新たにしました。(K)

 

 

●「再生治療? 骨折後5ヶ月もたってるのに、ほんとに治るのかなあ?」

半信半疑で読み始めましたが、こんなすぐれた治療法があったのですね。専門医のネットワークが出来ると良いなぁ。(K.S)

 

 

●病院を転々とされたご経験はとても参考になりました。

また、再生治療については先日テレビで放送されていたのを見たばかりでしたので、実際に体験されたお話しを読めて嬉しく思いました。

私自身でも再生治療について調べてみようという思いになりました!本当にありがとうございます。(M)

 

 

●現実問題としてなんと獣医師に問題があることか、と日頃の相談や転院される患者さんからお話を聞くたびに憤りすら感じています。

そんな中で、いろいろな先生とめぐり会い、良い出会いの中でクンちゃんも元気になって、でも本来であれば病院選びや出会いでその運命が変わってしまうこと事態おかしいわけですよね。この経験を今後に活かされるよう期待しております。(獣医師 H)

 

 

●HP拝見させていただきました。

大阪の岸上先生はお父様の先生の代からとても親しくしています。岸上先生は2代に渡り創意工夫をされている先生です。クンちゃんは良かったですね。清水先生とも研究会で一緒ですのでとても嬉しく読ませていただきました。(獣医師 Y)

 

 

●獣医の世界も人間の医療同様に細分化される必要があると常々感じております。

岸上先生のお力でよくなったことは同じ獣医師として非常にうれしく思います。

今後も一人でも多くの動物達が日本の獣医師によって高いQOLが維持できることを心よりお祈りしております。(獣医師 K)

 

 

●再生治療の道、読ませて頂きました。とても考えされられました。こういう体験をされてもsugi さん、クンちゃんの前向きで明るいところがすばらしいですね。走れっ!クン!! で感動のあまり、泣いてしまいました。 (N)

 

 

●クンちゃんが再生治療した病院から退院したところまで読みました。とてもじゃないけど泣かずには読めない。

泣いて泣いて泣きじゃくりました。時間を置いて ちゃんと最後まで読むつもりです。あんな小さいのに よく頑張った。

クンちゃんは最初の病院でどんな思いしたんだろう。動物たちが喋れないことをいいことに 挙句の果てには飼い主さんまで脅して・・そんな病院があっていいんだろうか。この怒りのやり場に困ってます。(A)

 

 

●感動しました・・・・

世の中に、沢山同じように苦しんでいる方々がおられると思います。そんな方たちに、大きな力になる。そう感じました。(G)

 

 

●再生医療にとても驚愕を抱きました。あまり骨折の癒合不全を経験したことがありませんでしたが、

こういった場合に備え勉強しておかなければと思いました。
治らない時期に今後どうなってしまうのだろうと心痛めたこともあったかと思いますが、

あきらめずに頑張られたことにとても感動しました。(獣医師 H)

 

 

●岸上獣医科病院はとても有名な病院ではありますが、貴サイトを拝見し、岸上先生の実際の治療の様子がよくわかり、犬に治療や病院を選ぶ大切さを痛感しました。(M)

 

 

●HP「獣医再生治」療涙なしでは読めませんでした・・・。

3本足で歩いているクンちゃん・・最後のページでちゃんと4本足で歩いているクンちゃん・・・

本当に良かったですね・・本当に・・・飼い主がワンコに出来る治療方法、病院選びなどとても参考になりました。(Y)

 

 

●「再生治療への道」をドキドキしながら読ませて頂きました。

小さなクンちゃんとてもとても大変な目に遭ってしまったのですね。

良い先生と治療法に巡り合えて本当に良かったですね。大阪阿倍野区は昔5年ほど住んでいました。
画像、懐かしいです。阪堺線のチンチン電車が好きでした。お世話になる事はありませんでしたが、

岸上獣医科病院の前を自転車で通り過ぎていました。(N)